膀胱がんとは

膀胱

膀胱がんとは、男女共に60歳以降に増加するがんの一種です。
特に男性は、50歳以降になると増加傾向となるだけでなく、女性よりも3倍近い発症率を誇ると言われています。
また、尿路がんと呼ばれる、腎盂、尿管、膀胱がんの3つの中で、最も死亡率が高いという特徴もあります。
その死亡率は、70%となっています。
発生数も、尿路がん全体のおよそ半数を占めており、命に関わりやすい病気と言えるでしょう。

骨盤内にある膀胱は、腎臓で作られた尿を一時的に貯蔵する袋のような役割を担う臓器です。
膀胱が溜まった尿によって伸び広がると、人間の体は尿意を感じる事となります。
そして、筋肉の収縮によって体外へと排出されます。
膀胱の表面は、移行上皮と呼ばれる伸縮性に富んだ上皮に覆われています。
膀胱がんの多くは、この移行上皮のがん化によって起こると言われています。

膀胱がんは、症状により大きく6種類に分ける事ができます。
乳頭状有茎性がんは、浸潤性、粘膜下層までの浸潤、粘膜のみの浸潤に分ける事ができます。
非乳頭状広期性がんは、筋層までの浸潤と、奨膜までの浸潤に分ける事ができます。
膀胱がんとは、これら5つと上皮内がんの6種類に分類ができます。

乳頭状有茎性のがんは、症状が軽度である事が多く、転移も少ない為、簡単な手術で治療ができると言われています。
一方の上皮内がんは、粘膜の中でがんが進行するという特殊なものです。
その為、内視鏡での検査が行いにくく、手術も簡単に行えない為、治療法としては、膀胱内注入療法が標準的とされています。

膀胱がんとは、先に述べたように命に関わりやすい病気です。
しかし、それ自体が致命的となる事は、ほとんど無いと言われています。
ただし、膀胱内に多発する事と何度も再発するという危険性がある為、定期的に検診を受ける事が大切です。
また、再発しているうちにがんの症状が変化する可能性もあるので、検診によって経過観察をしっかり行いましょう。

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